番人的!第27節 マルヤス岡崎戦 プレビュー
FCマルヤス岡崎。今季初黒星を喫した相手。
5月にAway戦を現地で見た感想としては、「今治にはこうやって戦えば勝てますよ」のお手本を見事に披露したサッカーだった。
サッカー、というよりは、ラグビーに近い。
まずマイボールになったら、今治の左サイド、駒野の裏のスペースをめがけてロングボールを放り込む。これは見事に徹底されていた。
駒野を後ろ向きに走らせ、DFラインを下げさせる。ロングボールを処理する駒野に対して、強烈なプレッシングを仕掛ける。そこでボールを奪うか、駒野が繋ごうとしたパスをインターセプトするか、もしくは駒野の次のボールホルダーからボールを奪う。
これによって高い位置からのショートカウンターで、一気に今治ゴールへ襲いかかる。
仮に駒野のところで奪うことが出来なくても、今治はFW〜DFラインが間延びしているために選手間の距離感が悪く、なかなかボールを繋ぐことができない。苦し紛れに1トップの有間にロングボールを送っても孤立しているし、有間はポストプレイヤーではないのでボールを収めることが出来ない。よって、マルヤスは容易に再びマイボールにすることができる。
この時は全く、攻撃の糸口さえ掴ませてもらえなかった。
結局、今治の得点はCKから途中出場の飯泉のゴール1点のみ。
そのゴールで1-1に追い付くものの、追加点を奪いに行ったところを逆にカウンターから被弾。1-2で敗戦となった。
では、今節はどう戦うか。
おそらく相手は5月と同じやり方で来ると予想。特に9月のテゲバジャーロ宮崎戦などを見て、やはりこのやり方しかない、と思うだろう。
今治としては、豊富な運動量で対抗したい。特に駒野に対するサポートの動きや、相手のロングボールの出どころに対するプレッシング。
中盤には岡山、長島を。FWは内村ではなく有間と桑島。
今季取り組んできた走り勝つサッカー、元来得意とする足元の技術と機動力。そして「これでもか!」と言わんばかりに綺麗に整備された夢スタのピッチ。
これら自分たちの強みを最大限に生かし、相手に合わせることなく、相手を自分たちの土俵に引きずり込むこと。
これが勝利への必須条件だと考える。
1-0で完封勝利と予想。